深く掘り下げることのメリット デメリット
なんだか考えてばかりいると、疲れるよ。
物事を深く掘り下げて考えるからだよ。
確かに、考えることは良い事だと思うけど、一方で、考え過ぎも良くないものだよね。深く掘り下げることにはどのようなメリット・デメリットがあるかな?
深く掘り下げることのメリット
問題の解決に繋がる
深く掘り下げることのメリットの一つは「問題の解決に繋がる」です。
何かの問題を解決しようと思うならば、その原因を知る必要があります。原因を特定する時には問題点を深く掘り下げてみることで、その原因を発見することが出来ます。
例えば、自分が調理したものがあまり美味しくなかったとします。これを解決するには、原因を見つけ出さなければいけません。材料、調理の順番、調理時間など考えられる原因がありますが、これを一つ一つ掘り下げることで、美味しくない料理の原因が分かります。
様々なアイデアに繋がる
深く掘り下げる事で良いアイデアが生まれるな。
「様々なアイデアに繋がる」のも深く掘り下げることのメリットの一つです。
アイデアのひらめきを得ることが出来る人と出来ない人がいます。閃きは様々な要素で生まれるものですが、良いアイデアを得るための方法の一つは、問題を意識しながら深く掘り下げて考えることです。
深く掘り下げて考えていても、すぐには閃きを得ることは出来ないものですが、考え続け休憩をしたり、別な作業をすることで良いアイデアを得ることが出来ます。
「何か良いアイデアが欲しい」と思ったら、深堀して考えることから始めるのが良いでしょう。
仕事ができる人になる
深く掘り下げることのメリットの一つは「仕事ができる人になる」です。
仕事ができる人と出来ない人がいます。一口に仕事が出来ると言っても、目を見張る成果、協調性など様々な要素がありますが、一番明らかなのは、やはり数字となって現れる成績でしょう。
目に見える実績を上げるためには、自分がしなければならないことをきちんと理解する必要があります。
深く掘り下げることを通じて問題点を把握でき、それを理解し行動する事で、実績を上げることが出来るのでしょう。
個性的な生き方が出来る
個性的な生き方に憧れるな。
「個性的な生き方が出来る」のも深く掘り下げることのメリットの一つです。
型にはまらない生き方をする人がいます。世間一般から観ると破天荒な人です。このような人は深く何かを掘り下げたからこそ、そのような境地に達することが出来たとも言えます。
例えば、世界旅行をしながらブログで生計を立てている人がいます。型にはまらない生き方をしている良い一例でしょう。
このような人は、旅行を単なる娯楽と捉えそれで終わりとせずに、ブログを通じて生計を立てる為に、様々な要素を深く掘り下げ考え、そのような生き方を確立した人と言えるでしょう。
経済的に潤う
深く掘り下げることのメリットの一つは「経済的に潤う」です。
何かの専門家の人達は、自分の専門領域に関して深く掘り下げ考え続けている人達です。
このような専門家は、人がなかなか真似できない領域まで辿り付くと、その技能を買われ、経済的に潤うことが多いものです。
もし、人よりも多く稼ぎたいと思うのであれば、何か自分の得意な事、人より秀でていることを深く掘り下げてみるのが良いでしょう。
深く掘り下げることのデメリット
必要以上に考え疲れる
「必要以上に考え疲れる」のは深く掘り下げることのデメリットの一つです。
良い事、ワクワクすることはどんどん考えた方が良いでしょう。ですが、悪い事は必要以上に考えると疲れてしまうものです。
日頃から仕事などで物事を細かく深く考える習慣がある人は、考えなくても良い事まで考えがちです。白黒つける人にはこのような傾向があるかもしれません。
自分がドンドン考え、気分がドンドン悪くなっていくような時は「深堀して考えてしまっているのではないか?」と自分の考え方にブレーキをかけることが必要になります。
細かい事が気になる
細かい事まで気になると疲れるわね。
深く掘り下げることのデメリットの一つは「細かい事が気になる」です。
日頃から仕事で物事を深く考えていると、考える必要がない場面でもそうしてしまうものです。
例えば、自分の妻が料理が苦手、家事全般が苦手であるとしましょう。この時に、出てきた料理がおいしくない理由を掘り下げて考えたり、家事が出来ない理由を掘り下げて考えてしまい、細かいことまで考えイライラしてしまいます。
自分が料理の効率化、家事をうまくこなす方法を体得していれば、相手の問題点を自分の基準で深く掘り下げ考え、細かいことまで気になりストレスを感じてしまうでしょう。深く掘り下げて考えることのデメリットでしょう。
対人関係で疲れる
「対人関係で疲れる」は深く掘り下げることのデメリットの一つです。
物事を深く掘り下げて考えることが習慣化していると、それを思考フレームとして考えるようになります。
対人関係でもそうしてしまうと、相手のことをあれこれ考えてしまい非常に疲れてしまうでしょう。
〝あの人はああいう悪習慣があるからお金にだらしない人になっているのだ〟〝この女性はこんなことばかりやっているから不幸を呼ぶ女になるのだ〟などと、原因分析を自動的に深くしてしまいます。
全ての人に対してこんなことばかりしていると、対人関係で非常に疲れてしまうでしょう。
人を責めるようになる
人を責めるようになると、相手も疲れるし自分も疲れるな。
深く掘り下げることのデメリットの一つは「人を責めるようになる」です。
深堀して物事を考えていると、人と接する時に相手の問題点が見えてきます。この問題点をそのまま受け入れる事が出来る人もいるでしょう。一方で、それを受け入れることが出来ない人もいるでしょう。
細かな問題点まで気になると、相手の良いところも忘れてしまい、その悪いところばかりに焦点を当ててしまうでしょう。
結果として、それを契機に人を責めるようになるものです。ただ、相手の問題点が気になると言うだけで、なんでもかんでも責めるようになるのは良くないものです。
孤独な人になるリスク
「孤独な人になるリスク」は深く掘り下げることのデメリットの一つです。
問題点にばかり目が行き、人を責めるような習慣が身に付いてしまうと、相手から嫌われるばかりでなく、自分も相手を嫌うようになるでしょう。結果として、人嫌いな人になるでしょう。そうなるとどうしても、人との関りを持ちたいと思わなくなります。
若い間はこれでも良いかもしれません。ですが、これはやがて孤独な老後に繋がります。寂しい老後を迎えないためにも、深堀をして考える必要のない時には、なるべく考えないように意識した方が良いでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
深く掘り下げることのメリットは以下になります。
問題の解決に繋がる・様々なアイデアに繋がる
仕事ができる人になる・個性的な生き方が出来る
経済的に潤う
深く掘り下げることのデメリットは以下になります。
必要以上に考え疲れる・細かい事が気になる
対人関係で疲れる・人を責めるようになる
孤独な人になるリスク
深く掘り下げることには良い面、悪い面あります。悪い面はやはり、考え過ぎることから生じる様々な弊害でしょう。良い面をドンドン伸ばしつつ、あまり考え過ぎないように心がけることで深く掘り下げる良さが活きるのではないでしょうか?
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