執念を燃やす メリット デメリット
執念を燃やすことで、良い事もあったけれど、悪いこともあったな。
そうなの？
うん。そうだよ。執念を燃やすことにはメリット・デメリットどちらもあると思うな。
執念を燃やす メリット
モチベーションを上げる
執念がモチベーションを向上させたな。
執念を燃やすメリットの一つは「モチベーションを上げる」です。
何かに挑戦している時には、どんなに意志が強靭な人でもだらける時が出てきます。例えばスポーツ選手が限界を超えるために練習している時でも、マンネリ化してくる時があるものです。
こんな時に自分の過去の嫌な記憶を敢えて思い出し執念を呼び起こすと、マンネリを打破できるものです。
たとえば〝記録が悪くてチームメートに笑われた〟という記憶が自分のモチベーションを再燃焼させ、また新たな気持ちでトレーニングに打ち込むことが出来るでしょう。
大きな目標を達成できる
「大きな目標を達成できる」のは執念を燃やすメリットの一つです。
達成するまで時間がかかる長期目標があります。これを実現するには、時間も労力もかかり、挫けそうになります。しかし、執念があれば、そんな大きな目標を達成することも可能になります。
例えば「難関の〇〇大学に行きたい」と周囲に打ち明け「お前には無理だよ。」と言われたことが契機となり執念を燃やしたとしましょう。そうなれば合格に向け一心不乱に頑張るでしょう。
また「あんたは太っているから嫌いだ」と言われ振られたとしましょう。それが契機となり「絶対に痩せてやろう」と思えば、減量することも難しくないでしょう。
このように、執念を燃やすことがキッカケとなり、何かに打ち込むことが出来れば、それは長期目標であっても実現できるでしょう。
人を見返すことが出来る
執念が人を見返すことに繋がったわ。
執念を燃やすメリットの一つは「人を見返すことが出来る」です。
「人から馬鹿にされて何くそ」と思ったことはないでしょうか？例えば、学校の成績が悪くて馬鹿にされるなどです。
そんな時は「絶対にやってやろう」と執念を燃やすこととなり、猛烈に頑張る意欲が湧くでしょう。そしてその意欲が続き、いずれ結果を出す事が出来るでしょう。
結果が出れば、どんなに見下した態度を取っていた人も黙らせることが出来るものです。執念を燃やすことで、人を見返すことが出来ます。
自分に自信をもたらす
「自分に自信をもたらす」のは執念を燃やすメリットの一つです。
執念を燃やし長期的目標を掲げ、継続的な努力をし結果を出す事が出来れば、自分に間違いなく大きな自信を与えるでしょう。
自分の中でそのような自信が生まれると、弱者や他者に対してそれまで以上に寛容になることも出来ます。
執念を燃やしたことが、最終的には自信に繋がり、他者にやさしく出来るのであれば素晴らしいことではないでしょうか？
逆境にめげない
執念を燃やしたからこそ、逆境にめげないで済んだな。
執念を燃やすメリットの一つは「逆境にめげない」です。
長い人生の中では、何度かくじけそうになる逆境に直面することがあります。気が弱い人はここで困難を前に諦めてしまうかもしれません。
ところが執念を燃やしていればどうでしょうか？「こんなことで負けてたまるか」「自分はこんなところで終わらない」と逆境にめげずに這い上がろうと全力を尽くすことが出来るでしょう。
執念を燃やすことで逆境にめげないで済む事ができます。
執念を燃やす デメリット
度を越えてしまう
若い頃に執念を燃やしたことで良い事もあったけど、度を越したことも多々あったな。反省するよ。
執念を燃やすデメリットの一つは「度を越えてしまう」です。
執念を燃やして、自分自身のモチベーションを上げることは良い事です。そして超人的な努力をすることも素晴らしいことでしょう。
ただし、気をつけなければならないのは、自分を追い詰め体を壊す位までしてしまうことです。これでは身体を壊すために執念を燃やしているようなものです。
また、人から馬鹿にされたことを契機に努力をし目標を達成したものの、そこで相手をこき下ろすような真似をしてしまえば、自分の品位を下げてしまうでしょう。気をつけたいものです。
こだわりが強くなる
「こだわりが強くなる」は執念を燃やすデメリットの一つです。
執念を燃やし、何かに没頭すると、一点集中で強烈な力を発揮できるでしょう。これは良い事ですが、見方を変えれば一つの事にとらわれ過ぎていると考えることも出来ます。一つの事にとらわれると、全体でのバランスを欠くことになるので注意が必要でしょう。
例えば、人からサラリーの事で馬鹿にされた事がキッカケとなり執念を燃やし猛烈に努力をしたとしましょう。ところが、家庭を顧みることがなくなり、家族の事を忘れいつも「必ず金の事で馬鹿にした奴を見返す」と考え続ければ、いずれお金は稼げるようになるでしょう。ただし、家族を失うことにもなるかもしれません。
こだわりが強くなると、全体のバランスを忘れることにも繋がりかねません。注意が必要でしょう。
人への恨みが強くなる
私が今日受けた屈辱は一生忘れないわ。
執念を燃やすデメリットの一つは「人への恨みが強くなる」です。
人から嫌がらせを受けたり、人から裏切られた時は、人を恨んでしまうものです。執念を燃やすと人への恨みが強烈なものになってしまうこともあるでしょう。何十年にも渡って人への恨みを忘れられない状態になってしまいます。
そのような心の在り方は、自分自身を苦しめてしまうのではないでしょうか？執念を燃やし過ぎるとそんな問題も起きてくるものです。
人への復讐心が強くなる
「人への復讐心が強くなる」のは執念を燃やすデメリットの一つです。
人から何かされた時は、なかなか忘れられないものです。人からの傷つく言葉などは、忘れられない記憶の一つになるのではないでしょうか？
ここでその問題から意識をうまく逸らす事が出来れば、そこで解決するでしょう。問題は、そこで執念を燃やしてしまった時です。復讐心がこみ上げ、酷い場合には相手をこれでもかと、執拗に痛めつけるところまで自分を駆り立ててしまうでしょう。
相手を痛めつければ、一時的には良い気分になれるのかもしれません。ですが、長い人生後々、後悔する場面が来るかもしれません。執念から得られるエネルギーは平和利用したいものです。
嫌な過去を忘れられない
嫌な過去を引きずって生きるのは辛いわよね。
執念を燃やすデメリットの一つは「嫌な過去を忘れられない」です。
人の無神経な行動や言動に傷つき、恨みがこみ上げ復讐心へと変わると、いつもそれについて考えるようになるものです。そうなれば、いつまでも過去の嫌な記憶を忘れることが出来ません。嫌な気分をいつも引きずることになります。
これでは自分の人生をワクワクすることでいっぱいにして過ごすことなど出来ないでしょう。
そのような嫌な記憶が原因で、大切な人間関係を壊してしまったり、新たな人との出会いの機会を奪うのであれば実に勿体ないことです。
まとめ
いかがだったでしょうか？
執念を燃やす メリットは以下になります。
モチベーションを上げる・大きな目標を達成できる
人を見返すことが出来る・自分に自信をもたらす
逆境にめげない
執念を燃やす デメリットは以下になります。
度を越えてしまう・こだわりが強くなる
人への恨みが強くなる・人への復讐心が強くなる
嫌な過去を忘れられない
執念を燃やすと、モチベーションを向上させ、目標に向かって進むための大きなエネルギーになるでしょう。しかしながら、その使い方を誤ると、自分自身に様々な問題を招きかねません。両者のバランスを冷静に考えながら有効利用したいものです。
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