楽をすること メリット デメリット
〝楽をすること〟というのは否定的な意味で取られることもあるよね。
そうだね。「そんな楽ばかりしていたらろくなことが無い」などと言うからね。だけど、楽をすることには良い事もあると思うな。
そうだね。楽をすることにはどのようなメリット・デメリットがあるかな?
楽をすること メリット
手際よくやる事を考える習慣の形成
楽をするという発想は、効率を向上させ上で大切な発想だと思うな。
楽をすることのメリットの一つは「手際よくやる事を考える習慣の形成」です。
真面目に物事に取り組むことは良い事です。ですが、今よりも楽をしたいという思いがあれば、改善できる部分を改善し、より良いものにすることへと繋がるでしょう。
同じことを考えもせず、毎回ただ淡々と繰り返すというのでは、スピードは大きく向上しません。そして退屈へと繋がりミスも誘発しかねません。同じ作業を手際よくやる方法を常に考えることで、効率向上、マンネリ防止へと繋がるでしょう。
楽をしたいという思いがあれば、手際よくやる方法を真剣に考えるようになるでしょう。
仕組みを考えるようになる
「仕組みを考えるようになる」ことは楽をすることのメリットの一つです。
1日8時間かかる作業を1時間ですることが出来れば、浮いた時間を遊びや趣味に充てることが出来ます。料理の効率化、掃除の効率化が出来れば、空いている時間で子供と一緒に遊ぶことが出来るかもしれません。
効率化を推し進める為には、その仕組みを考えなければなりません。本気で楽をしたいという思いがある人は、そうではない人と比べて、その仕組みを考え出すことに真剣に取り組むものです。
働きたくないけれど、沢山稼ぎたい人は、それを可能にさせる方法を考えるようになるでしょう。
楽をしたいという思いは、仕組みを考えるための動機づけになります。
時間創出に繋がる
楽をしたいという発想は時間創出に繋がるな。
楽をすることのメリットの一つは「時間の創出に繋がる」です。
自動掃除ロボットが売れるのは、楽をしたいという思いが前提にあり、そしてそれらに費やされる時間を短縮できるというメリットがあるからでしょう。
自分の手で掃除機を操作し掃除すると「時間はもっと短い」と思うかもしれません。確かに時間そのものは短いですが、自分の手を使わなければなりません。決して楽なことではありません。ですが、自動化すれば、楽になり、この時間を別の作業に振り向けることが出来ます。
つまり、2つの作業を同時並行できることになります。一つあたりの作業に費やされる作業が半分になることを意味します。3つ出来れば、3分の1にまで短縮です。結果的に多くの時間を生み出すことが出来ます。
楽をしたいという思いは、時間創出に繋がります。
肉体疲労が少ない
「肉体疲労が少ない」のは楽をすることのメリットの一つです。
「楽をしたら身体がラク」というのは、誰しも知っていることです。楽をしたいという思いは、肉体的に疲労を軽減する事に繋がります。
洗濯機が無い頃は、洗濯板でゴシゴシと服を洗っていたのです。疲労感は半端なかったでしょう。自動給湯が無い時代は、風呂に入るために薪を割り、火をつけ風呂に入っていたのです。物凄い労力が必要だったのです。疲労困憊だったでしょう。
楽をすることを本気で考えることは、肉体疲労が少ない状態を可能にさせることへと繋がるでしょう。
ストレス削減
楽をすることでストレスも減らせるね。
楽をすることのメリットの一つは「ストレス削減」です。
生活の為に毎日長時間通勤したり、したくもない仕事を何時間もするというのではストレスが溜まって仕方がないでしょう。もし楽をすることが可能になれば、このストレスも削減することが出来るでしょう。
楽をしたいという思いから、自宅に居ながら、自分の望むペースで仕事をすることが出来る環境を作り上げた人は、それが実現していない人と比べてかなりストレスを削減することが出来るはずです。また満員電車に長時間乗ることから来る肉体的な疲労も削減することが出来るでしょう。
楽をすることを追求すると、ストレス削減に繋がるメリットがあります。
楽をすること デメリット
手抜きをするようになる
楽をすることが手抜きに繋がるとまずいな。
「手抜きをするようになる」は楽をすることのデメリットの一つです。
楽をすることは、効率を追求し、仕組み作りをする為に頭を使わせるよう導くというメリットがあります。一方で、そのような意識が無い人は、単に手抜きをして終わりにしたがるものです。
楽をしたいが為に、やるべき事にきちんと取り組まず、簡略化するような事をしてしまう人もいます。
これは楽をしているどころか、単に怠慢なだけです。
努力しなくなる
楽をすることのデメリットの一つは「努力しなくなる」です。
楽をするために手抜きをするようになり、怠慢な状態になった人が行き着く果ては努力しなくなることでしょう。
努力をするということは、時には辛いものです。また、それが長期に及ぶことも多々あります。辛い努力をするくらいなら〝そこそこで良い〟と妙な割り切りをしてしまい、それ以降向上心を忘れてしまう状態です。
人からずるいと思われる
楽をしたいがために必死に考え、結果が出たらこれだよ・・
「人からずるいと思われる」ことは楽をすることのデメリットの一つです。
一つ一つの作業の手を抜く事無しに、頭脳を駆使し、効率を追求、仕組みを構築することによって楽をすることが出来る人がいます。これは本来素晴らしいことであり、その姿勢を見習うべきでしょう。
ところが、この状況を妬む人もいます。このような人にとっては、脳みそをフル活用し効率の良さを実現した人は、腹立たしくねじ曲がった考え方を生み出します。そして「ずるい人だ」と陰口を叩くようになるのです。
非効率なものを許容できなくなる
楽をすることのデメリットの一つは「非効率なものを許容できなくなる」です。
楽をしようという考えが、最終的な効率、生産性の上昇に繋がることは本来良い事です。ですが、効率ばかりを追い求めると、非効率なものを許容できなくなる事もあるでしょう。
例えば、どうでも良いような世間話が好きな人がいます。楽をすること、効率を優先することを重視する人にとっては、そのような会話など非効率的なものに思えることもあるかもしれません。
忍耐がなくなる
母ちゃんタクシー呼んでおいてよ。
あんた。地下鉄まで3分なのにどうしていつもタクシーばかり使うの?
「忍耐がなくなる」ことは楽をすることのデメリットの一つです。
効率を追い求め楽をすることは本体良い事です。ですが、楽ばかりしていると忍耐力がなくなることもあるでしょう。
例えば、日常的にタクシーに乗ってばかりの人にとっては、徒歩数分の公共交通ですら不便なものになるでしょう。また、家事の上手な奥さんが料理、洗濯など全てを取り仕切ってくれている男性にとっては、たまにそれらをこなすことは大作業になるでしょう。
あまりにも楽をすることに慣れてしまうと、その楽が当たりまえになってしまいます。結果として忍耐がなくなってしまうでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
楽をすることのメリットは以下になります。
手際よくやる事を考える習慣の形成
仕組みを考えるようになる・時間創出に繋がる
肉体疲労が少ない・ストレス削減
楽をすることのデメリットは以下になります。
手抜きをするようになる・努力しなくなる
人からずるいと思われる
非効率なものを許容できなくなる・忍耐がなくなる
楽をすることを追求することは、良い発想が前提にあれば、効率に繋がるでしょう。一方で怠けることが前提にあれば、それは様々な弊害を生み出してしまうこととなるでしょう。良い発想を心がけたいものです。
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